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大統領選挙を振り返る(2)

オバマ氏が党候補に勝利するとバイデン氏を副大統領候補に指名した。その直後にマケイン氏はアラスカ州知事のペイリン氏を副大統領候補に指名。ペイリン氏は女性でミスコンにも優勝したことがあるほど容姿は魅力的で中絶禁止や同性愛結婚の禁止など保守的立場を取り、保守層の基盤を多いに湧かせた。彼女の登場によって中道と言われるマケイン氏をあまり支持していなかった保守層がマケイン支持に傾いた。ペイリン氏登場直後は世論調査でマケイン支持がオバマ支持を上回ったこともあった。そんなハネムーン的なお祭りムードは2、3週間続いたが、ペイリン氏のインタビューが何度かテレビで流されると、熱愛が一気に覚めたように彼女の存在がマケイン氏にとってマイナスになってしまった。特に彼女の外交に関する無知さは甚だしいものだ。インタビュアーに「アラスカ州の知事として外交の経験をしたことがありますか。」という問いに関して無理矢理「アラスカはカナダと国境を接していて、ロシアが見える位置にあるんですよ。」みたいな答えをして多くの人が副大統領としての資質に疑問を持ち始めた。また選挙が終わった今になって選挙の内部情報が出始めてきて、彼女はアフリカが一つの国だと思っていたらしい。選挙の始めにマケイン氏は外交を基軸として立候補していながらこのような人選をしたことについて彼の判断力にも疑問符がついた。マケイン氏の支持率が常にオバマ氏を下回っていたことやヒラリー氏を予備選で支持していた人たちの女性の票集めということを考えるとそんな賭けも必要だったのかもしれないが、実際に彼女が副大統領として人々の生命と財産や安全保障を守る仕事ができる人材ではなく、その人選が完全に政治的なものだったことはアメリカ国民に見透かされていたというのは結果を見れば一目瞭然だ。

つづく

3 comments to 大統領選挙を振り返る(2)

  • これ

    ペイリンさんの起用後の一連は、共和党陣営にとって
    まさにジェットコースターのようでしたね。
    徐々に上り始めたかと思うと一気に急降下(笑

  • これ

    今朝の新聞に例の
    「アフリカは1つの国だと思ってた!」情報をリークしたのは
    共和党の人間だったって載ってました。
    敗戦の原因を押し付けられた・・・とも。
    なんだかなぁ。

  • 入海

    これさん、コメントありがとうございました。
    そうなんですよね。ペイリンはバカはバカなんですが、共和党のスタッフもみっともないですよね。結局彼女を指名したのは彼らなんですからね。最近は共和党の存在意義がメディアでは問われているようです。

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