今日コロッケの初シアトル公演があり、それに息子と二人で行ってきた。子どもの頃からテレビで見ていてものまね四天王ともてはやされた時代をずっと見てきたのでコロッケの面白さは分かっていたつもりだった。いや甘かった。想像以上に面白かった。はるかに自分の想像を超えていた。テレビで見たことのないネタもたくさんあった。途中で笑いすぎで苦しくなってコロッケから目をそらさずにいられないほどだった。あんなに笑ったのは何年ぶりだろう。
最初は男はつらいよの寅さんから始まり、つかみは十分。美川憲一をやっているときに会場を歩き回ってお客さんと握手をしてくれた。それにもれず自分も握手してもらった。
公演を見てて思ったことが、彼は尋常じゃない努力家だということだ。一人一人のものまねをしていて次から次へと出てくるあのセリフの長さはすごい。それになんですか、あのレパートリーの多さは。あんなのは常に練習していないと絶対できないだろう。カンペなんか全然ない状態で次から次へとものまねをして、お客さんを軽くいじりながら爆笑の渦に巻き込んでいく。あれこそ「芸人」だと思った。コロッケは本当に芸を持っている芸人だと実感した。歌もうまい。
昔見たものまね大賞でコロッケが優勝したとき彼の涙を見たことがある。あの涙は死ぬほど練習して苦しい思いをしなければ出てこない涙だろう。また努力をしているからこそ息が長く続けられているのだと思う。
最後のほうになってコロッケの「今日は来てくださってありがとうございました。」的な挨拶の中で一つ話をしてくれた。コロッケがアメリカ巡業をして初めて気がついたことがあったという。それはアメリカでもたくさんの日本人ががんばっているということ。そして一世の日本人がアメリカに渡ってコツコツとがんばってきて、それが戦争で壊されたにもかかわらず、がんばって、がんばって、そして日本人といえば信用される人たちという地位をこのアメリカでそして世界で私たちのおじいさんやおばあさんが築いてくれたことを今生きている私たちは有難いと思い、そして誇りに思わなければいけないということを話してくれた。有難うという気持ちなどについて約10分ぐらい話してくれた。
コロッケからこんな話が聞けると思わなかった。ずっと思ってきたことだったのでコロッケの言葉がストレートに心に入ってきた。正直涙が止まらなかった。会場からもすすり泣く人たちの音が聞こえてきた。
3時間という時間を忘れしかも日本にいるような気持ちにさせてくれ、感動と笑いをくれたコロッケさんに感謝。