最近の日本の政治家で国のために何かをしたいという気持ちを鼓舞させてくれる人がいるだろうか。福田さんを初めこの人のスピーチはすごいなあと思わせて、自分も何かをしなくちゃという気持ちにさせてくれる人があまりいないような気がするのは私だけだろうか。民主党も国民の生活が第一と言っているが、どうも結局は政局の話ばかりになってしまう。参議院選で大きな勝利を収めたので勢いで政権を取りたい気持ちもわからないでもないが・・・
逆に国民も国民でいつも政府に何かしてほしいということばかりを追求している。税金は払いたくないし、でも国に守ってほしい。というか国が自分を守るのが当たり前だという考えの人が多い。メディアもそういう風潮を助長している。年金の掛け金も払いたくないけど老後の生活の保障もしてほしい。しかもお金持ちの人たちは持っているお金は自分が稼いだものだから渡したくないという。自分がお金持ちなのは人々のおかげだということは全く無視して・・・この傾向はアメリカの国民も同じである。私に言わせれば税金は高くてもいいから教育と医療だけはきちんとしてほしい。なぜならばそれが国の根幹となるものだからだ。それが日本でもアメリカでも揺らいできてしまっているのが心配だ。道路よりも何よりもそれが国の将来を決める大事なことではないだろうか。
国は国民がいなければ成り立たないのだし、逆に国民は国がなければ困るのである。その相互関係の均衡が崩れているように思う。
今こそ第35代アメリカ大統領のジョンFケネディが言った言葉を現代の人々は考え直さなくてはいけないのではないかと思う。
And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country.
(アメリカ国民のみなさん、国があなた方に何ができるかを問うのではなく、自分が国のために何ができるのか考えてください。)
現アメリカ大統領のブッシュは9・11直後に国民に向けたテレビ広告の中で「ショッピングをし、家族をレストランなどに連れて行きなさい。そして旅行もしなさい。」と言ったのを思いだす。正直バカか?と思った。国があんなに混乱していた時期にだ。自分はとてもそんな気分になれはしなかったし、逆に国のリーダーは国民に対して協力を呼びかけるべきではなかったのかと思う。
日本のリーダーは直接国民に問うているだろうか。どうも政治が国民抜きで行われているような気がしてならない。そして国民が本当に国の将来を真剣に考える機会が与えられていないような気がする。
