この間何人かの同僚と昼食に行った。食事中にイラクでの戦争の話になった。うちの会社には保守派とリベラル派がいるのだが、デベロッパーにはリベラル派が多い。リベラル派は理論的に考えることができる傾向にあるので普通の傾向なのだろう。しかし私の開発者の同僚に何人か保守派がいるのだ。保守派は決まって事実を無視してイラクでの戦争を正当化する傾向にある。
中東に民主主義が浸透するかという話になった。多数派のリベラル派はたぶん実現しないだろうという意見で、現在のイラク情勢に腹を立てているようだった。また、戦争をして爆弾を落とすことによって民主主義は浸透するすものではないということをいっていた。すると保守派の一人が第二次世界大戦後の日本を例に挙げて民主化が可能であると主張してきた。つまりマッカーサーが第二次世界大戦後に日本に民主主義をもたらしたというのである。私は我慢できず、「ちょっとまてぇい!」といわんばかりに反論した。
第二次世界大戦前に日本にはすでに民主主義は存在していたのであってアメリカが日本に核爆弾を落とすことによって実現したものではない。すでに明治時代には板垣退助により自由民権運動が起こされている。1926年には男子の選挙権が認められ、1945年ちょうど第二次世界大戦が終わった年の12月に占領軍の監視の下女性にも参政権が与えられた。しかし女性参政権の運動はすでに大正時代から始まっているのである。第二次世界大戦後にアメリカが日本に民主主義をもたらしたという考えは、驕り高ぶった無知のアメリカ人に多いようだ。
日本人は民主主義に対して何の抵抗もなかったしむしろそうなりたいと望んでいたのである。というかすでに半分実現していたのである。それに対して中東はどうだろう?自由民権運動が起こっているなんていう報道を聞いたことがあるだろうか?むしろ宗教や部族の違いからの争いに関することしか聞かれない。そういった意味で日本はポテンシャルがあったが、中東にはそういう土壌がないから戦争で民主主義を広めるというのは全く間違っていると思うのである。
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